閑雲雑感

気ままに日々思いついたことや元気の出るエッセイを綴る。

興味深い本を一冊ご紹介しよう。

フランス パリ在住のビズネア敦子さんからの情報で知りました。

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ビズネア敦子さん


★「人生を変えるトラウマ解放エクササイズ」
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  デイビッド・バーセリ博士著書
  山川絋矢・山川亜希子翻訳
  PHP研究所


早速、紀伊國屋書店梅田本店で本を購入し読んでみた。


簡単な7種類のエクササイズで、心のトラウマやストレスが溶けていくというのです。


TRE(トラウマ解放エクササイズ)

トラウマとは、心理学者フロイトによれば「精神的外傷」という意味。
本来は耐えられないような体験、またはその痕跡を指すようだ。

大きなトラウマがない人なら、ストレスや緊張と置き換えればいいのではないでしょうか。


中でも私が関心するのは、セルフケアでできるということ。
 
巷で流行っているヒーリング(他人から受ける)ではなく、トラウマやストレスを自分自身で解放し、セルフケアができる。


なんと、人間一人ひとりが、すでにヒーラーだったんですね!

 
これが普及すれば高額な治療や薬に頼り続ける必要が無くなる

すべての人に役に立つ、まさに「本物」の予感。

自然治癒のメカニズムなので副作用もなく、誰もが自分自身のために使え、心と体の健康維持に役立てることができる。

このエクササイズは、筋肉の緊張を開放し、心の不安を緩和してくれるストレッチから成り立つ。
トラウマやストレスは脳内ではなく、大腰筋に深い関わりがあるとのこと。


世界46ヶ国 で200万人を超える人々に使われているようだ。
  
ただ、エクササイズだけでストレスや緊張が開放されるのではなく、あくまで心(精神)が大切。「心と身体は両輪」であろう、いつのまにか心のコリが身体に負荷をかけているのでしょうね。
  


「心が先(主)、身体(副)は従」
だから現れている身体も大切に。


さあ これから実践してみることにした。


ビズネア敦子さんの動画はコチラ

パリとサンフランシスコからのスピリチュアル・メッセージ





中之島に新名所誕生。

11月28日 中之島に「フェスティバルプラザ」が装いも新たに完成しました。
無題ちととととと

地上39階建、毎日一万人がビルで働く。
テナントが入居していないせいか、まだ人影はまばら…

興味を引いたのは
大阪には少ない丸みのデザインのビル…

それと

ビル中間層に「くびれ」を設け、そこで「ビル風」を拡散させる工夫をしている。

つまり、高層ビルに当たった風が吹き降ろされ、地面付近で巻き上げる「ビル風」を和らげる仕組みになっているようだ。

また、河川水を利用して冷暖房がエコな空調に
大気中への排熱がなくなりCO2の排出量を抑えているとか…

1階フェスティバルホールの大階段
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2階ホールエントランスの赤絨毯は厚みがあって靴が深く沈み込んでしまう

砂浜を歩いているような、なんとも言えない感覚
ずっと歩いていると疲れてくるだろう。


13階スカイロビーでは中之島、梅田が一望できる
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12階 フェスティバルキッチンとカフェは、以外にリーズナブルな料金設定だった。
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12階 イタリアン ラルゴ
ちなみに朝食メニューはそれほど高くない。
Breakfast  380円~

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西梅田方面の眺め
リッツカールトン、ハービス、ブリーゼブリーゼなど超高層ビル群
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37階南側スカイラウンジから難波方面の眺め
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同階はまだテナントがオープンの準備中の最中。

スカイラウンジはあいにくクローズ
視界も霞んでいていまひとつだった。


少しずつ中之島界隈が整備されつつある。
ただ梅田からのアクセスが約10分
梅田の地下街と直結していれば更に利便性は増すのだが。

やはり「本物」はいいですね。

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於:阪急うめだ本店 9階ホール

「本物」に触れる 観る
普段機会がないので気持ちも高揚しました。

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伝統とか 職人魂とか 時間をかけて追及していくものなんですね。

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エルメスは元々、馬具屋とか…
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ある来場者からの質問に対して
通訳の女性スタッフは

ワイシャツのオーダーメイドの納期は
早くて、2ヶ月から3ヶ月   

普通は一年 価格10万円以上からと…

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日本国内ではなかなか見ることができないエルメスの職人を
ひと目見ようと、会場は大勢のお客様の熱気で包まれていた。





「アイヌ、琉球は縄文系=本土は弥生人との混血」

日本人の成り立ちについて、最新のDNA解析の興味深い論文が発表された。


日本人とは何か?日本とは何か?を考えるヒントになりそうだ。
 
はじめに、常々 「日本人のルーツのヒントが沖縄にある…」 と考えている、私(ブログ筆者)の拙い見解の根拠をまとめてみたのでお付き合いください。
 

画家 岡本太郎は、縄文土器、沖縄でのフィールドワークを通じ、「忘れられた日本」を再発見したことで有名である。
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岡本が沖縄で再発見したものは何だったのか?「忘れられた日本」って、いったい何?

「もののあわれ」や「わびさび」と言った枯淡の境地
または桂離宮、東大寺、金閣寺、銀閣寺など

日本文化の代表とされるこれらを、「生命力に乏しく何の魅力も感じない」とまで言い切り、切って捨てた彼が沖縄に惹かれた理由は何だったのだろうか?


沖縄各地にある「御嶽」 (うたき) - つまり神の降る聖所
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この神聖な地域は、礼拝所も建っていなければ、ご神体も偶像も何もない。森の中のちょっとした、何でもない空き地。 その何もないということの素晴らしさに驚嘆した。

それを岡本は著書「沖縄文化論」のなかで”「何もないこと」の眩暈(めまい)”と称して、その「御嶽にうたれた」衝撃を伝えている。
 

沖縄に対して日本に 「復帰」 するなんて思うな、日本が沖縄に 「復帰」 するのだと思えと…
 
妻の岡本敏子は「縄文と沖縄は岡本太郎の根源的な自己発見だった。いや、自己確認だったと言うべきだろう。」と…
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また司馬遼太郎は、著書「街道をゆく6 沖縄・先島への道」の中で

沖縄の本土復帰直後、民俗学者のあいだには 「沖縄が本土に復帰するのではない。
本土が沖縄に復帰するのだ」という認識があったことに、言及している。
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司馬遼太郎は
「日本」の南端の島々に対する印象を、 「原倭人の風姿」・「日本の原風景」・「原始神道」・・というふうに、南島と「日本」の本質を結びつけて現代版の「日琉同祖論」を展開していた。


神武天皇発祥の地は沖縄だ!

徳川時代の国学者・藤井貞幹は「神武天皇は琉球の恵平屋恵(ゑへやしま)に生誕あそばされたり」という説を述べ、同時代の高名な学者・本居宣長と大論争となった。

 恵平屋恵(ゑへやしま)は、沖縄県の伊平屋島。「天の岩戸伝説」の最南端地が
伊平屋島クマヤ洞窟といわれている。

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現在もたびたび国学関連の大学の研究機関、沖縄史跡研究者が調査に訪れている。


さらに、柳田國男や折口信夫など日本を代表する民俗学者も、日本の古い文化、神話の世界を、実は沖縄で発見した。

日本文化論や国文学、民俗学の礎を、沖縄に来て初めて知った。

ある識者は、縄文時代は一万年もの長きに渡り戦乱がなかった奇跡の一万年であったと…

縄文文化は、日本発祥、世界最古の文化である、とまで言う。

 

さて、このブログの読者の皆さんは、大和国家の中心地である奈良から膨大の数の沖縄形の副葬品が出土していることをご存じだろうか?

■「畿内」の前期古墳から出土する膨大な数の沖縄形副葬品
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瀬戸内短期大学・沖縄文化研究センター 客員教授 名護 博によると

原初の大和国家(倭国≒邪馬台国)の成立、日本の古代史認識において、多くの考古学者は、政権のシンボルとして鏡(三角縁神獣鏡)に集中し、沖縄原産の巻き貝の(ゴホウラ貝)の遺物・遺構を見る観点がゼロだという。
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「奈良の中心地から大量に出る沖縄形副葬品」
これらの石製品は、沖縄諸島の巻き貝や二枚貝の形を石で作ったものであり、原初ヤマト政権の王権のシンボルとして、三角縁神獣鏡と同じ時代、奈良を中心に分布するものです。原初ヤマト国家が成立した当時の政権の中心部に、何故に「沖縄の形」が大量に存在したでしょう。

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「高槻市闘鶏山(つげやま)古墳の副葬品」 
副葬品の置かれた位置関係を見ると、沖縄産ゴホウラ由来の鍬形石(くわがたいし)が、三角縁神獣鏡よりも頭骨の近くに置かれている。遺体の主にとっては、今日の研究者の考えと違って、三角縁神獣鏡より鍬形石の方が大事であったらしい。

当時の女性たちや沖縄起源(精神)の視点が欠落している。これらが解明されれば古代の認識が大きく変わるであろうと
語っている。



言い換えれば、古代日本にとって沖縄の意義の「謎」を問う作業が必要だ、ということだと私(ブログ
筆者)は認識している。

これについては、いつかこのブログで述べることになるだろう。
  

沖縄には、本土日本人が忘れている何か?が、あるのではないだろうか?

現代を生きる我々は、琉球=沖縄、アイヌについてもっと知らなければならない。



それでは、日本人のルーツ、最新のゲノム解析研究の参考記事を紹介しょう。

明治44年、日本人の成り立ちについてドイツ人医師のベルツは、顔などの身体的特徴の共通性からアイヌと琉球は同系統と指摘していた。今回の研究はそれを裏付ける形となった。

 
 
総合研究大学院大や国立遺伝学研究所(遺伝研)、東京大などの研究チームが日本人のDNA解析を行った。

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斎藤成也 総合研究大学院大教授(遺伝学)

 

:::記事転載:::
 

MSN 産経ニュース 科学
アイヌと琉球は縄文型 日本人の遺伝系統、ゲノム解析で裏付け

2012.11.1.  08.05  [科学]
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日本人の遺伝的な系統はアイヌ(北海道)と琉球(沖縄県)が縄文人タイプで、本州・四国・九州は縄文人と弥生系渡来人との混血とみられることが、東京大などのゲノム(全遺伝情報)解析で分かった。

約100年前に提唱された「アイヌ沖縄同系説」を裏付ける成果で、1日付の日本人類遺伝学会誌電子版に論文が掲載された。  

日本人の成り立ちについてドイツ人医師のベルツは明治44年、身体的特徴の共通性からアイヌと琉球は同系統と指摘。

人類学者の埴原(はにはら)氏は平成3年に「二重構造説」を提唱し、本州などでは弥生時代以降に中国や朝鮮半島からの渡来人と先住民の縄文人が混血したが、アイヌや琉球は遠いため混血が少なく、縄文型の系統が残ったとした。

 今回の結果はこれらの仮説を高い精度で裏付けるもので、日本人の起源を探る上で貴重な成果という。 仮説はこれまでもミトコンドリアDNAの分析結果などで支持されてきたが、はっきりしていなかった。

 研究チームはアイヌ系36人、琉球系35人のゲノムを解析し、DNAの個人差を示す60万個の一塩基多型(SNP)を調べ、本州・四国・九州の計243人や韓国人などと比較した。

その結果、アイヌと琉球が遺伝的に最も近縁で、本州などは韓国と琉球の中間と判明。 アイヌは個人差が大きく、北海道以北の別の民族との混血が起きたとみられることも分かった。 

研究チームの斎藤成也総合研究大学院大教授(遺伝学)らは縄文人の骨からDNAを採取して解析中で、斎藤教授は「分岐や混血の年代を推定して日本人の変遷を明らかにしたい」と話している。

 やっと大勢の人が阪急に戻ってきた。

急梅田百貨店が建て替え工事を終えて、21日全面開業したので行ってきた。

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報道ではグランドオープンまでの約1カ月で400万人、前年同期比2・2倍とか…。

祝祭広場やホール等、今ままで関西の百貨店にないスケールとワクワク感溢れる姿に様変わりした。

特に9階祝祭広場、1階東側通路(阪急グランドビル間の通路)は吹き抜けで開放感があって気持ちがいい。
また15階スカイロビーも広々していて最高の眺め。

以前よりも気の流れがよくなった感じがする。

またホールやギャラリー等の施設もあり、情報の発信基地としての役割も大切にしているようだ。
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梅田周辺では、JR大阪駅北側の再開発地区うめきた(梅田北ヤード)が来年4月下旬に先行開業する「グランフロント大阪」

今後ますます百貨店間の競争激化をはじめ、人の流れも大きく変わることが予想される。

梅田は「緑」がないと、よく云われる。

これからの再開発に一言。

「人間」「自然」「憩い」「緑化」等の視点も街づくりに取り入れてほしい。

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