閑雲雑感

気ままに日々思いついたことや元気の出るエッセイを綴る。

2012年12月


巨人、ヤンキースなどで活躍した松井秀喜外野手(38)は、 12月27日(日本時間28日)、ニューヨーク市内のホテルで現役引退を正式に表明した。
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はじめて松井選手を見たのが、
1990年 赴任先の金沢・石川県立野球場だった。

夏の県予選決勝戦、星稜高校の一年生四番として堂々のホームランを放った。
ヘルメット(頭)のでかい高校生という印象が今でも残っている。無論、まだ全国区の選手ではなかった。
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松井選手には「2つのできごと」が脳裏に焼き付いている。

一つ目は、1992年 高校三年生の夏の甲子園。

高校生とは思えない打球を飛ばす松井選手に恐れをなした明徳義塾高校の監督が全5打席敬遠という究極の策をとったのだ。
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この四球攻撃に対し、甲子園の観客はブーイングを浴びせ、メガホンやゴミを投げ入れて抗議した。

勝った明徳義塾高校が校歌を斉唱している間中、観客は容赦ない「帰れ」コールを浴びせ、校歌の声はかき消された。
試合後、高野連の牧野直隆会長が異例の記者会見を開いて、明徳義塾の四球攻撃に苦言を呈するという事態にまで発展した。そのため、この松井5打席連続敬遠は、全国的に物議を醸し、その年を代表する社会問題になった。



マスコミ報道が加熱するなか、高校野球はいかにも正々堂々と勝負すべき、またそうあらねばならない、というムードが沸き起こっていた。

多くの人が
気づかぬうちに高校野球を美談として扱おうとしていることや、明徳義塾の監督に批判の刃を向けたことに対し、わたし自身、違和感を覚えたことを昨日のように想い出す。

明徳義塾を批判する前に、それに何ら屈せず動じない松井選手の姿にもっとクローズアップすべきだったのに…。大手マスコミなどが煽ってしまった。
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私個人としては確かに松井選手と勝負して欲しかったという期待はあったが、当時、明徳義塾の取った作戦は妥当であったと思っている。ルールに反した訳でもなく甲子園で勝つために勝負するも勝負しないも、はたまた敬遠策を取るのもひとつの作戦である。どちらも野球。

野球規則のどこにも、「連続敬遠禁止」とは書いていない。


試合に勝つ為の作戦に、いちいち横槍を入れられてはたまらない。

高校野球は特別の規則に則ってやっている訳ではないし、何ら特別なものでもないのだから。

今もその気持ちに何ら変りはない。

二つ目は、WBC 出場辞退問題。

ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)第1回、第2回大会ともにチーム事情などでWBCには不参加だったことが今でも残念に思う。

第1回は王監督出場要請も辞退、第2回は球団からストップ。

王監督から直々に出場要請を受けるも、態度を保留。辞退の意を伝えた際には便せん10数枚の手紙を渡した。
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日本代表は、松井秀喜を四番打者に据える形が最強の布陣となるという周知の事実があった。

日本という故郷、そして日本代表という名誉が大事なのか、生活に直結するシーズンでの個人成績が大事なのか?そんな物議は、松井自身には一切責任はないが、一度でもいいからジャパンのユニフォームに袖を通して欲しかった。

野球を目指す子供たちにとって、ジャパンで活躍する松井選手の影響力は絶大であった。そのチャンスを逸したことが残念だ。

頭では分かっていても、どうしてもWBCを辞退した選手たちのことは頭から離れないのである。
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サッカーはそもそも国の代表に選ばれて出場することが全世界のサッカー選手共通の目標となっている。
 
しかし、野球のWBCは、近年多くの辞退選手が出て、国の代表という肩書さえくすんでしまいつつある。
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国を背負えば団結する韓国と、隣国日本では雲泥の差がないだろうか?
愛国心とか、教育の違いなのだろうか?

偏狭なナショナリズムをスポーツに持ち込むのも問題だが、公の為に奉仕する素直な心が日本人には希薄になっていないだろうか?
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オリンピックの正式競技としてIOC総会で2度否決されるまで日本人の多くは、野球というスポーツがここまで世界的に低く見られていることに気づいていないのではないか。

島国の日本にとって、アメリカから輸入した野球というスポーツは、最大の人気を誇っており、それがそのまま世界の評価であると錯覚していた節がある。

野球が世界のスポーツとして認められていない現状を考えると、WBCの発展なくして野球の将来も暗くなる。

なかでも日本はアジアの野球先進国としての責任がある。
ヨーロッパやアフリカ、西・南アジア、南米といった野球が普及していない地域に野球の魅力を伝える義務を背負っている。それをやらない限り、野球がオリンピックに復帰することはないだろう。
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プロ野球のOB達が毎年、名球会やマスターズリーグ、OB戦でお祭りをやっている場合ではないのではないか。日本プロ野球機構ともども野球の普及と発展、後進の指導にもっと目を向けてほしい。


プロ野球選手は、自分一人の力で今の地位を築いたのではない。少年時代、アマチュア時代から自分を育ててくれた指導者、チームメイト、家族、ファン、多くの関係者や支援者、周りの支えでここまでこれたに違いないし、誰一人例外はいない筈である。もちろんあのイチロー選手しかり。
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長期的な展望をすれば、WBCの日本代表に選出されることは、サッカーのW杯の日本代表やオリンピックの日本代表に選出されることと何ら遜色ないのである。

日本代表として選ばれ活躍する、それがファンや関係者、野球を愛する多くの人達に対する恩返しの一つにならないだろうか?

松井選手の引退報道に接して一抹の寂しさを禁じ得ないでいる。

日本のプロ野球界、そして、日本人選手は、そのことを踏まえて、日本代表に選出されることの重みを受け止めてもらいたい。

明日16日は、2012年衆議院選挙投票日です。

ところでこの金額は何の比較かご存じでしょうか?


 ・日本      2,363万円
 ・アメリカ      1,334万円
 ・イギリス        493万円
 ・ドイツ         800万円
 ・フランス         680万円


議員の収入(歳費)の国際比較です。

なんと世界で最も高いのは日本の国会議員の歳費なんです。

地方議員の年間収入も同様に日本は一番高い。


民主党は2009年の政権誕生後、
行政改革と称して事業仕分けを行った。
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仕分けされるべきは行政ではなくむしろ政治家であった。
政治家の資質そのものの仕分けが先ではなかったのか?

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京セラの創業者 稲盛和夫氏 の言葉を紹介したい。

 「動機善なりや、私心なかりしか」

私利私欲に走っていないか?私欲でことを起こしてはいないか?
企業経営を行う上で、いつも自分の「思い」がどのようなものかを問い続けた。

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ある人が今の政治家は「家業」になっていると言っていた。


度々叫ばれる議員報酬(≒歳費)の削減
選挙投票日を前にあらためて議員さん達には自問自答してもらいたいものだ。


 

(参考) 国会議員の歳費国際比較


日本
 議員歳費        2363万円
 秘書手当        2000万円


米国
 議員歳費        1334万円
 秘書手当上限(上院) 1.4 ・・・2.3億円
 秘書手当上限(下院) 5561万円


英国
 議員歳費        493万円
 秘書手当上限(下院) 451万円


ドイツ
 議員歳費        800万円
 秘書手当上限    1030万円


フランス
 議員歳費        680万円
 秘書手当上限    1236万円





・地方議員の年間収入


日本
 都道府県       1452万円
 市            753万円
 町村           357万円


米国
 州            400万円
 その他(百万以上都市) 950万円
 その他(それ以外)     50万円


ドイツ
 州            620万円
 郡・基礎自治体     50万円


スイス
 州・市町村     ほとんどが無報酬


英国
 県・市町村        73万円


フランス
 州・県         数十万円
 基礎自治体     ほとんどが無報酬


韓国
 広域自治体      350万円
 基礎自治体      210万円


インターネット「国会議員の収入国際比較」参照

混沌とした今の世の中には陰謀論や予言など話題が溢れています。

情報を発信している側または情報を拡散している側のフィルターがどうしてもかかっている場合があるんですね。
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偏見もあるかもしれませんが、ホンモノかニセモノか?の見極め方として、やはり発信している側の意識の高さが気になります。
 
その人の言動とか行動、何らかの組織やビジネスを背景に何らかの意図が働いていないか?関心を引こうとしていないか?全体的なトーンが不安を煽るようなものは要注意。
 
陰謀論の中にはホンモノ情報も含まれている、という程度で付き合うほうがいいでしょう。



予言について言えば

日時まで特定する場合は怪しいです。

地球が滅亡する
!? 

滅亡する時は今日かも知れませんし、
明日かも知れません。

 

恐怖感を与えて関心を引こうとする場合だって


安直な言動に惑わされないようにしよう。

いつもと同じ夜が暮れて、
いつもと同じ朝が来ます。 


霊的能力が高いからといって

意識レベルが高いとはいえませんし

また精神世界やスピリチュアルに詳しくても

ヒーリングができても


意識レベルが高いとは一概に言えない気がします。

 
特に宗教者で「私が神だ!」と言い出したら、もう赤信号。

「え~っ、一人一人が覚醒する時代だったんでは?」 ‥‥と言いたくなります。


ホンモノの神(サムシンググレート)や高次元の存在は、霊媒にはかかりません。

 


古今東西、予言が外れた例は数知らず、枚挙にいとまがない

と言っても過言ではありません。


 
以下に 「日本弥栄の会」を主宰、月刊誌『たまゆら』を発行している
中矢伸一氏のコラムは参考になりますので転載します。

玉石混交の陰謀論。但しconspiracyは現実にある


興味深い本を一冊ご紹介しよう。

フランス パリ在住のビズネア敦子さんからの情報で知りました。

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ビズネア敦子さん


★「人生を変えるトラウマ解放エクササイズ」
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  デイビッド・バーセリ博士著書
  山川絋矢・山川亜希子翻訳
  PHP研究所


早速、紀伊國屋書店梅田本店で本を購入し読んでみた。


簡単な7種類のエクササイズで、心のトラウマやストレスが溶けていくというのです。


TRE(トラウマ解放エクササイズ)

トラウマとは、心理学者フロイトによれば「精神的外傷」という意味。
本来は耐えられないような体験、またはその痕跡を指すようだ。

大きなトラウマがない人なら、ストレスや緊張と置き換えればいいのではないでしょうか。


中でも私が関心するのは、セルフケアでできるということ。
 
巷で流行っているヒーリング(他人から受ける)ではなく、トラウマやストレスを自分自身で解放し、セルフケアができる。


なんと、人間一人ひとりが、すでにヒーラーだったんですね!

 
これが普及すれば高額な治療や薬に頼り続ける必要が無くなる

すべての人に役に立つ、まさに「本物」の予感。

自然治癒のメカニズムなので副作用もなく、誰もが自分自身のために使え、心と体の健康維持に役立てることができる。

このエクササイズは、筋肉の緊張を開放し、心の不安を緩和してくれるストレッチから成り立つ。
トラウマやストレスは脳内ではなく、大腰筋に深い関わりがあるとのこと。


世界46ヶ国 で200万人を超える人々に使われているようだ。
  
ただ、エクササイズだけでストレスや緊張が開放されるのではなく、あくまで心(精神)が大切。「心と身体は両輪」であろう、いつのまにか心のコリが身体に負荷をかけているのでしょうね。
  


「心が先(主)、身体(副)は従」
だから現れている身体も大切に。


さあ これから実践してみることにした。


ビズネア敦子さんの動画はコチラ

パリとサンフランシスコからのスピリチュアル・メッセージ





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